もしもの時 ~海釣り編~

アウトドア趣味に付きものなのが、突然のトラブルです。

今回は「トラブルが起きたときの対処法」と「トラブルを防ぐための危険予知」を紹介します!

最初に結論から。

トラブル時に重要なのは、慌てず適切に行動することです。

……とはいえ、「慌てるな!」と言われても、何をすればいいか分からなければ意味がありませんよね?

そこで大切なのが予備知識です。

今回は次の2つに分けて解説します。

  1. ケガや落水への対処法
  2. 周辺環境の危険予知

それでは解説していきます!

1. ケガを防ごう!

釣り場でのケガは、道具や魚に関する知識を身につけることで防げるものがあります。

また、ケガをしてしまった場合も、適切な応急処置によって悪化を防げる可能性があります。

代表的な危険として、「道具」と「危険な魚」の2つを紹介します。

道具の扱いには注意!

釣り針やナイフが体に刺さった場合は、無理に抜かず、傷を悪化させないことが重要です。

特に釣り針には「かえし」があるため、無理に引き抜くと傷を広げる危険があります。

深く刺さった場合はそのまま医療機関を受診してください。

また、出血した場合は清潔なガーゼや布で直接圧迫してください。

大量出血や止血できない場合は119番に通報し、指令員の指示に従いましょう。

危険な魚はめっちゃいる!

魚の種類が分からない場合は、安易に素手で触らないでください。

魚によっては毒を持つトゲや、鋭い歯を持つものがいます。

特に注意したいのが次の魚です。

毒のあるトゲを持つ魚

  • ゴンズイ
  • アイゴ
  • ハオコゼ

歯が鋭い魚

  • タチウオ
  • フグ
  • ウツボ

魚を扱う際は、フィッシュグリップ(魚つかみ)をなどを使いましょう。

タオル越しでもトゲが貫通する場合があるので注意してください。

また、どうしても針が外せない場合は、無理をせず仕掛けを切る判断も必要です。

毒魚に刺された場合、一部の魚では40〜45℃程度の温水で痛みを和らげられることがあります。

ただし、魚種によって対処法が異なるため、自己判断で処置を続けず、医療機関に相談してください。

激しい痛みや腫れ、全身症状がある場合は速やかな受診が必要です。呼吸困難や意識の異常があれば119番へ。

ちなみに、釣り糸にクラゲの触手が付いている場合もあります。

私も初心者の頃に何度か刺されました(´;ω;`)

クラゲも種類によって対処法が違うので注意しましょう。

アイゴをアジと間違えた少年の話

昔、堤防で釣りをしていたときのことです。

小学校低学年くらいの男の子が、

「お父さん!でっかいアジ!アジが釣れたよ!!」

と素手で魚を持って自慢していました。

ほのぼのしてて良きですね……。

しかし、手にしているのはアイゴ!!!!!

しかも戦闘態勢(ヒレのトゲを立てている)!

お父さん、「おおー!」じゃないですよ!

こいつめっちゃ痛いやつですよ!

と慌てて声を掛け、トングを貸しました。

幸いケガはありませんでしたが、魚を知らずに触る危険性を感じた出来事です。

そしてそのトングはまだ帰ってきてません(´;ω;`)

2. 落水したら、呼吸と浮力を確保しよう!

落水したときは、まず呼吸を確保することが重要です。

そのためにもライフジャケットは必ず着用しましょう。

また、落水者を発見しても、むやみに飛び込んではいけません。

救助する側も溺れてしまう危険があるからです。

それでは、落水した場合と目撃した場合に分けて説明します。

自分が落水したら

① 呼吸と浮力を確保する

ライフジャケットの浮力を利用し、呼吸ができる姿勢を取ります。

仰向けなど楽に浮ける姿勢を基本としますが、波の状況に応じて呼吸を優先してください。

② 助けを求める

周囲に大声で知らせましょう。

防水ケースに入れたスマートフォンなどが使える場合は、海上の事故なら118番へ通報します。

③ 安全な場所への移動を判断する

安全に戻れる場所があれば移動を検討します。

しかし、流れが強い場合や自力で戻れない場合は、無理に泳がず、浮力を確保して救助を待ちましょう。

落水を目撃したら

絶対に無理をして飛び込まないでください。

重要なのは救助者自身の安全確保です。

基本的な行動は次の3つです。

  1. 周囲に助けを求め、118番に通報する
  2. 救命浮環や浮くクーラーボックスなどを使い、陸上から救助する
  3. 落水者を見失わず、位置や流された方向を伝える

浮く物を投げる際は、直接体に当てないよう注意してください。

安全にロープを使える場合は、ロープ付きの救命浮環などが役立ちます。

救助のために新たな犠牲者が出てしまっては意味がありません。

3. 周辺環境を確認して危険を予測しよう!

事故を防ぐには、釣り場と天候の確認が重要です。

特に初めて訪れる釣り場では、事前に地形や過去の事故情報などを調べておきましょう。

釣り場の危険箇所

① 消波ブロック(テトラポッドなど)

足場が不安定で、隙間に転落する危険があります。

波の音で助けを求める声が聞こえない場合もあります。

そもそも消波ブロックの上では釣りをしないでください。

② 海面に近い磯や岩場

突然の大波や滑落に注意が必要です。

海藻で滑りやすくなっている場所もあるため、不慣れな場所には無理に立ち入らないようにしましょう。

③ 満潮時に帰り道がなくなる場所

潮位が上がり、帰り道が水没する場合があります。

必ず潮汐表と帰路を確認してください。

④ 夜間に照明のない堤防

障害物につまずき、転落する危険があります。

照明を用意し、不慣れな場所での夜釣りは避けましょう。

⑤ 船舶の出入りが多い港

釣り糸が船に接触したり、作業の妨げになったりします。

立入禁止区域や釣り禁止区域には絶対に入らず、船舶の動きにも注意してください。

天気予報だけでなく、現状にも注意!

① 遠くに台風がある

晴れていても、遠方の台風によるうねりが届く場合があります。

天気予報だけでなく、波浪情報も確認しましょう。

② 急に風が強くなる

突風で体勢を崩したり、道具が飛ばされたりする危険があります。

強風が予想される場合は釣行を控え、現場で風が強くなってきたら早めに撤収してください。

③ 雷鳴が聞こえる

落雷の危険があるため、直ちに釣りを中止してください。

安全な建物や屋根のある自動車内などに避難しましょう。

④ 気温の変化

夏は熱中症、冬は低体温症などの危険があります。

気温に合った服装を選び、水分補給や休憩を徹底してください。

過去の事故も調べよう!

釣り場を選ぶ際には、過去の事故を確認することもおすすめです。

例えば、

「○○港 事故」

「○○堤防 転落」

などと検索してみてください。

過去の事故から、その場所特有の危険が分かる場合があります。

ただし、事故情報が見つからないから安全というわけではありません。

危険を予測し、無理のない釣行を心掛けましょう。

まとめ

今回お伝えしたかったことは、次の2つです。

  1. トラブルが起きたら、まず安全を確保して適切に対処する
  2. トラブルを防ぐため、事前の準備と情報収集を徹底する

「慌てないこと」は大切ですが、何をすべきか知らなければ対応できません。

少しでも予備知識を身につけ、いざというときに備えましょう。

命あっての趣味ですからね!

次回は「もしものとき ~淡水編~」です。

それでは、良いフィッシングライフを!

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